古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


天照大御神須佐之男命 1
 

「じゃあ、姉の天照大御神に挨拶してから、母がい
る根之堅州国へ行こう」
須佐之男命は、大空の上にある高天原へ向かっ
て、のぼって行きました。
力の強い大男の須佐之男命が、どすんどすんと
歩くので、大地が地震のようにゆれました。


遠くから聞こえてくる須佐之男命の足音を聞いた
天照大御神は、びっくりしました。
「弟がここへ来るのは、なにかたくらみがあるにち
がいない。わが国をうばおうと思ってやってきた
のではないか」
天照大御神は、急いで髪をとくと、みずら(男性
の束ね髪)に結いなおしました。


         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html