[童話]古事記神話「古事記物語」
八岐大蛇(やまたのおろち) 6
鋭いきばをむきだし、八つの鎌首をくねらせなが
ら、垣根の近くまできました。
八岐大蛇は、八つの酒桶に頭をつっこむと、うま
そうに酒を飲み始めました。
酒を飲みよっぱらった八岐大蛇は、「どでーん」と
いう大きな音をたて倒れてしまいました。 そして
「ぐわぁーぐわぁ」と大きないびきをかき寝てしまい
ました。
命は、持っていた長い剣で、八岐大蛇をずたずた
に切り刻みました。
その血が、肥の河に流れ、川の水が真っ赤にそま
りました。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。