古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


沼河比売 2


沼河比売が持っている、カワセミの羽のような美
しい勾玉は、そのころの人々のあこがれの宝石だ
ったのです。


その頃。
大国主命は、出雲のまわりの国を平定し、人々が
暮らしやすい国をつくっていきました。
沼河比売のうわさを聞いた大国主命は、越の国を
平定し、翡翠の権利と美しい沼河比売を妃にしよ
うと、越の国へむけて出発しました。


能登半島についた大国主命は、まず邑知(おお
ち)平野の開拓を始めました。
その頃の邑知平野は大きな潟で、怪鳥や大蛇が
住み村人たちを困らせていました。
大国主命は、その怪鳥や大蛇を退治し、まわりの
地をだんだんに開拓していきました。
そして、人々に農耕の技術を伝えたのです。
 
 
         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html