古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


少名毘古那(すくなびこな)1
 

ある日。
大国主命が、出雲の御大の岬に立っていると、は
るかむこうに小さな舟がみえました。
舟は、どんどんこちらへ近づいてきます。
舟にのっているのは、小さな神様とおともたち。
ガガイモの細長い実を割って作った、小さな舟で
した。


小さな神様は、鵝(かり)の皮をはいで作った衣を
着ています。
「どなたかな」
大国主命が、小さな神様にたずねました。
でも、何も答えません。
おとものものに聞いても、名前がわかりません。

 
         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html