[童話]古事記神話「古事記物語」
「中はがらんどうで、外はすぼまっていますよ」と、
伝えたかったのでしょうか。
大国主命が、足元をどんとふむと、下は大きな穴
になっていました。
穴の中へ入り、身をかがめ隠れていると、近くまで
燃えてきた火が穴の上を通り、向こうへ遠のいてい
きました。
大国主命がほっとしていると、さっきのねずみが口
に矢をくわえ持ってきました。
羽の部分は、子ねずみたちがかじってなくなって
いましたが、本体だけは無傷でした。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。