[童話]古事記神話「古事記物語」
その後。
大国主命は、須佐之男命からもらった太刀と弓矢を
持って、八十神たちをうちにいきました。
八十神たちが逃げ回るのを追っかけ、すべての兄弟
を滅ぼしました。
大国主命は、国の神の頭になり、宇迦山に立派な宮
殿を建て、須勢理比売と二人で暮らしました。
そんなある日。
稲羽(いなば)の八上比売が、大国主命を訪ねてき
ました。
八上比売は、何か月かして、大国主命のこどもを生
みました。
しかし、すでに須勢理比売という正妻がいたので、
八上比売はそのこどもを木のまたにはさみ、稲羽へ
帰って行ってしまいました。
その後。
大国主命は、まわりの国を平定し、だんだんに国を
大きくしていきました。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。