2020-10-13 竹取物語 童話 [童話]竹取物語 大伴御行大納言と龍の頸の玉 10 大納言は起き上がることもできず、船底に寝ていま す。 松原にむしろをしき、大納言に船からおりるようにい いました。 大納言は、やっとのことで起き上がりました。 大納言は、重い風邪にかかった人のように、腹がぽ っこりと膨らみ、両目はすももをつけたようになって いました。 その様子をみた国司は、にやにやしています。 大納言は、国府に命令して手輿を作らせ、うめきな がら家に帰りました。 そのうわさをどこで聞いたのか、家来たちが次々に 帰ってきました。 つづく