井戸で鳴く黄金色のにわとり

[童話]井戸で鳴く黄金色のにわとり


    井戸で鳴く黄金色のにわとり  17


耳がさけてしまいそうな、すさまじい雷でした。
「ぴかっ、ぴか」
「ぴかっ」
真っ暗な空に、いなずまが走ります。
なにかがいかりくるっているかのようでした。
「ぴしゃ、ぴしゃっ」
大きな音をたて、雷がいくつも落ちました。
ますますはげしい雷雨になりました。


そして、空からは、血なまぐさい雨が降ってきます。
すさまじい雷雨に驚いた織田軍は、安全な場所へ避
難しました。


              つづく