2021-08-08 赤い夕顔の花 童話 [童話]赤い夕顔の花 赤い夕顔の花 17 百本、いや五百本・・・数えきれないほどのたくさんの 矢でした。 「どすん」 城の壁にむかって、大きな石がなげつけられました。 あちこちから、小石もとんできます。 鉄砲の弾もとんできました。 「殿様。城に火がつきました」 天守閣でみはりをしていた人が、あわてて知らせに きました。 「城に火がついたぞ。みなのもの、早く火を消せー」 盛永が、大声でさけびました。 城のあちこちから、火の手があがりました。 つづく