2021-08-16 赤い夕顔の花 童話 [童話]赤い夕顔の花 赤い夕顔の花 25 「私は、おじから弓とやりを習いました。おじは、若い 時、ある藩につかえていました。私は、弓とやりだけ は、誰にも負けません」 「だから、わしの小姓になってもらったのじゃ。おまえ は、城へ行くのはいやだといったそうじゃのぅ」 「はい。私は、おじとともに、畑を耕しのんびり暮らし たいと思っていました。だから、おことわりしたのです」 「犬坊。おまえは、わしの小姓になったことを、後悔し ているのか」 つづく