星のメール

[童話]星のメール


    星のメール 7


「わー、なんて美しい星だろう!! こんな美しい星
はみたことがない」
少女は、宝石のように輝いている星にみとれていま
した。


「この美しい星を、少年にみせてあげたい」
少女はそう思いました。
しかし、目の見えない少年には、どう思っても星は見
えないのです。
「何か良い方法はないかしら? こんな美しい星を見
たら、少年は驚くだろうな」
少女は、そっとつぶやきました。


          つづく