2021-12-27 大国主命 童話 [童話]大国主命 稲羽のしろうさぎ 4 ところが・・・。 海の水がかわくにつれ、体中の皮がひきつり、びりび りさけました。 うさぎは、ひりひりする痛みにたえかね、「痛いよ、痛 いよー」とないています。 そこへ通りかかったのが、大国主命。 「うさぎよ、なぜ泣いているのだね」 「わしは、淤岐(おき)の島に住んでいたうさぎです。 なんとかして本土へ渡りたいと思い、鰐(原文では和 迩 鮫の類?)をだましました」 「どうやって、鰐をだましたのじゃ」 つづく