2022-01-18 大国主命 童話 [童話]大国主命 大国主命の試練 11 「おーい、頭のしらみをとってくれ」 大国主命が、命の長い髪をかきわけると、しらみで はなくたくさんのむかでがたかっています。 困ったなと思っていると、須勢理比売がそばへ来て、 椋の実と赤土をわたしてくれました。 「これでどうするの」 大国主命は、須勢理比売に目でたずねました。 すると、須勢理比売は、身ぶり手ぶりで「こうするの よ」と、教えてくれました。 大国主命は、椋の実を一粒ずつかみくだき、赤土 を少しずつ口の中でとかし、「ぺっ、ぺっ」とはきだ しました。 つづく