大国主命

[童話]大国主命


      沼河比売(ぬなかわひめ) 5


困った大国主命は、海賊の夜星武に、妃の一人を
さしだしました。
夜星武は、その妃をたいそう気に入り妻にしたそう
です。


大国主命にとって一番手ごわい相手は、沼河比売
におもいをよせている根知根知彦でした。
根知彦は、大国主命沼河比売に求婚するため越
の国へやってきたことを知り、腹をたてています。

ある日。
根知彦は、大国主命が住んでいる身能輪山の宮殿
へ乱入しました。


           つづく