天照大御神と須佐之男命

[童話]天照大御神須佐之男


    天照大御神須佐之男命 2


そして、左右の髪には髪飾りを、両方の腕には勾玉が
たくさんついた八尺(やひろ)の玉飾りを、鎧の背に
は千本入れの矢入れを、鎧の胸には五百本入れの矢入
れをつけました。


その後、右手に弓を持つと、弓をつきたて、足が埋ま
るほど大地を強くふみならしました。
すると、あたり一面に、庭の土が粉雪のように飛び散
りました。
戦う準備ができた天照大御神は、須佐之男命がやって
くるのを待ちました。


            つづく