天照大御神と須佐之男命 

[童話]天照大御神須佐之男


    天照大御神須佐之男命 8


「たくさんの長鳴鳥を集め、岩戸の前で鳴かしたらど
うだろう」
「それがいい」
「そうしよう」
高天原にいるすべての長鳴鳥が、岩戸の前に集められ
ました。


その一方で、安の河の川上にある堅い石と金山の鉄で
大きな鏡を、八尺の勾玉をたくさんつけた玉飾りも作
りました。
そして、香山(かぐやま)のカニワ桜の皮をもやし、
雄鹿の肩の骨を焼いて占いをしたのです。


            つづく