女神さまとの約束

[童話]女神さまとの約束


女神さまとの約束 25


ふくと白駒は、あたたかな湯に手と足をひたしま
した。
ふくは、花びらを一枚とり、湯にひたしました。
そして、黄金色の花びらで、手と足をさすってみ
ました。
すると、ふしぎなことに、疲れがいっぺんにとれ
ました。


「白駒も、さすってあげるね」
「疲れがとれますように」と祈りながら、ふくは
白駒の体をさすってあげました。
白駒も、たちまち元気になりました。
「さあ、白駒。とうちゃんをここへつれてきてく
ださい。お願いします」
ふくは、白駒にお願いしました。


          つづく







「女神さまとの約束」は、
みほようこ五冊目の童話集「竜の姿をみた少女」
に収録されています。


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