[童話]女神さまとの約束
女神さまとの約束 37
今にも死んでしまいそうな人と、二人っきりで
すごすのかと思うと、ふくは不安でした。
「ふくさん。だいじょうぶですよ。明日朝早く、
様子をみにきます」
そういって、白駒は帰っていきました。
その夜。
ふくは、ねないでおじいさんの看病をしました。
次の朝。
「あれっ?」
「やっと、気がついたのね。よかった」
ふくは、ほっとしました。
「ここは、どこ?」
目をさましたおじいさんは、ふしぎそうな顔で
聞きました。
つづく
「女神さまとの約束」は、
みほようこ五冊目の童話集「竜の姿をみた少女」
に収録されています。
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