女神さまとの約束

[童話]女神さまとの約束


女神さまとの約束 45


「とうちゃんは、元気でいるかしら」
「たきたてのあたたかなごはんが、食べたいな」
「大好きなりんごも食べたい」
そう思うと、ふくは家に帰りたくなってしまいま
した。


秋になり、硫黄岳のふもとの木々も、赤や黄色に
紅葉しはじめました。
そんなある日。
「白駒、お願い。私を家へつれていって」
「ふくさん、女神さまとの約束を忘れたのですか。
約束をやぶると、大変なことになりますよ」
「大変なことって?」


          つづく







「女神さまとの約束」は、
みほようこ五冊目の童話集「竜の姿をみた少女」
に収録されています。


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