[童話]女神さまからのおくりもの
白駒は、誰の馬? 4
とうちゃんは、倒れている木の株に腰をおろし
休んだ。
そして、手伝いのばあやがにぎってくれたむす
びを食べた。
その後。
再び帰る道を探し、山の中を歩いた。
しばらくすると、「こっちですよー」という声が。
女のひとのやさしい声だった。
声のした方へ歩いて行くと、突然目の前に大き
な湖があらわれた。
青く澄んだ美しい湖だった。
湖のまわりには、楓が真っ赤に紅葉していた。
その姿が湖にうつって、とてもきれいだった。
つづく