女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの

 

諏訪からきた少年 5


「夢か・・・」
白駒のことが心配になった清太は、馬小屋へ急
ぎました。
小屋をのぞいた清太は、心臓がとまるくらいび
っくりしました。
白駒がいません。


あれは夢ではなく、本当のことだったのでしょ
うか。
清太は、他の馬小屋も探しました。
でも、白駒はいません。
白駒は、庄屋さまが宝物のように大切にしてい
る馬。
みつからなかったらどうしよう。


         つづく