女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの

 

ゆうすげの花咲く高原で 24


二人は、時のたつのも忘れ、ゆうすげの花をみ
ていました。
「きよちゃん。家に帰ろう。庄屋さまが心配して
いるといけないから」
「そうね。帰りましょう。今夜は、ゆうすげの花を
みることができて、うれしかったわ。 清太さん、
ありがとう」
「おらこそ、ありがとう」


空には、まんまるの月が。
星もきらきら輝いています。
用意してきたちょうちんも必要ないほどの明るさ
でした。
二人は、白駒の背にのり、家にいそぎました。


             つづく


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