女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの

 

清太、山の中の湖へ 1


次の朝。
清太は、夜が明けないうちに、庄屋の家を去り
ました。
空には、星がきらきら輝いています。
「きよちゃん。たくさんの思い出を、ありがとう。
八年間、きよちゃんと暮らすことができて、ほん
とうに幸せだった。おらは、きよちゃんが大好き。
おらのこと、忘れないでね。さようなら」


清太は、やしきを後にしました。
でも、行く所がありません。
家へ帰れば、父や母が心配します。
清太は、白駒がたおれていたという湖へ行こう
と思いました。
湖をみながら、これからのことを考えようと思っ
たのです。
でも、湖は、麦草峠の近くにあるということしか
わかりません。


           つづく


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