女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの

 

それぞれの思い 6


「私は、なんといわれても平気だわ。清太さんは、
りっぱな人だもの。誰からも好かれているし」
「きよ、たのむ。とうちゃんの気持も、わかってほ
しい」
吉衛門は、きよのいうとおりだと思いました。
でも、きよには、同じような環境で育った青年と
結婚してほしいと思いました。
それは、吉衛門の親心でした。


「それはそうと、清太はきよのことをどう思ってい
るんだい」
「清太さんの気持をたしかめたことはないから、
わからない。でも、私のことは好きだと思う」
「そうか。清太を、ここへよんでおいで」
「はい」
きよは、清太をよびに行きました。


           つづく


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