女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの

 

それぞれの思い 9


「なに? きよのことが、大好きだ・・・と」
その時、清太には、「おまえは、とんでもないやつだ。
おまえは、この家の使用人なんだぞ」という、吉衛門
の心の声が聞こえました。
しかし、清太は、きっぱりいいました。
「はい。私は、おじょうさまのことが大好きです」と。


「清太。おまえは、この家の使用人だということを忘
れたのか」
吉衛門が、強い口調でいいました。
「庄屋さまにいわれなくとも、私にはよくわかってお
ります」
「清太。おまえは、自分が何をいっているのか、わ
かっているのか」


           つづく


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