[童話]女神さまからのおくりもの
ゆうすげの花咲く高原で 25
「とうちゃん。ただいま」
「ただいまもどりました。おそくなってすみません」
「おかえり。遅いからどうしたのかと心配していた
のだよ」
吉衛門が、ほっとした顔でいいました。
「とうちゃん。ゆうすげの花って、美しい花ね。私、
時間がたつのもわすれて、ゆうすげの花をみてい
たの。おそくなってごめんなさい」
「無事に帰ってくれば、それでいいのだよ。 清太、
遅くまでご苦労さま。風呂に入って、早くお休み」
吉衛門が、清太に声をかけました。
つづく
この物語の挿絵を募集しています。
https://www.choeisha.com/megami.html
ヤフーのホームページは、昨年三月末で終了。
そのため下記のページへ移行しました。