女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの

 

それぞれの思い 15


「わかりました」
清太は、心ならずもそう答えました。
でも、心の中では、こうさけんでいたのです。
「おらは、きよちゃんと結婚できるような家に生
まれたかった。そして、きよちゃんと結婚したか
った」と。


「清太。八年間、よく働いてくれたね。ありがと
う。これは、私の気持だ。これだけあれば、三ヵ
月くらいはなんとか暮らせるだろう。 その間に、
次の仕事をみつけなさい。清太なら、きっといい
仕事がみつかるだろう」
吉衛門は、清太にお金を渡しました。


           つづく


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