[童話]女神さまからのおくりもの
それぞれの思い 18
清太は、どの馬も好きでした。
でも、白駒は、特別な馬でした。
白駒は、きよとの思い出につながる大切な馬だっ
たからです。
白駒の背にきよをのせて走ることはもうないのだ
なと思うと、清太はさみしく思いました。
「白駒。たくさんの楽しい思い出をありがとう。元
気で暮らすのだよ」
白駒は、何かを感じたらしく、清太にすりよってき
てあまえました。
その夜。
清太はきよのことを考えると、なかなかねつくこと
ができませんでした。
つづく
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