[童話]女神さまからのおくりもの
清太、山の中の湖へ 12
「誰だろう」
後をみたが、誰もいません。
清太は、こわくなり湖からでました。
湖は、しーんと静まりかえっています。
湖のまわりには、誰もいません。
しばらくすると、
「たったった」
「たったった」
どこからか、足音が聞こえてきました。
足音は、だんだんに近づいてきます。
清太は、その足音から逃げるように、湖のまわりを
夢中で走りました。
どのくらい走ったでしょうか。
十分? いや、二十分?
清太は、力の限り走りました。
つづく
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