[童話]古事記神話「古事記物語」
伊耶那岐命(いざなぎのみこと)と伊耶那美命(いざなみのみこと) 13
「妻よ。あなたがそんなひどいことをするなら、わ
しは一日に千五百人のこどもをうむぞ」
こんなわけで、この世では、一日に千人がなくな
り、千五百人のこどもが生まれるようになりました。
その後。
伊耶那美命は黄泉津大神(よもつおおかみ)、
黄泉国の坂をふさいだ巨岩は黄泉戸大神とよば
れるようになりました。
黄泉比良坂は、現在の出雲の国のいふや坂では
ないかといわれています。
伊耶那岐命は、筑紫の日向の橘のあわき原に着
きました。
「わしは、なんと醜い汚れた国へ行っていたもの
だ。体についた汚れを、川で洗って清めよう」
伊耶那岐命は、みそぎをしました。
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。