古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


天照大御神須佐之男命 8
 

「たくさんの長鳴鳥を集めて、岩戸の前で鳴かした
らどうだろう」
「それがいい」
「そうしよう」
高天原にいるすべての長鳴鳥が、岩戸の前に集め
られました。


一方、安の河の川上にある堅い石と金山の鉄で大
きな鏡を、八尺の勾玉をたくさんつけた玉飾りも作
りました。
そして、香山(かぐやま)のカニワ桜の皮をもやし、
雄鹿の肩の骨を焼いて占いをしたのです。
神のおつげで、香山のたくさんの榊を根ごととって
きて、上の方の枝には玉飾りを、中程の枝には鏡
を、下方の枝には白と青の幣(ぬさ)をつけました。


         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html