古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


天照大御神須佐之男命 11
 

すかさず、天児屋命(あめのこやのみこと)と布刀
玉命(ふとたまのみこと)が、大きな鏡を差し出し、
天照大御神にみせました。
天照大御神は、少しずつ戸から出てきて、鏡に映
った姿をのぞきました。


その瞬間、戸の脇に隠れていた天手力男神(あめ
のたぢからおのかみ)が、天照大御神の手をとって、
外へ引きだしました。
布刀玉命が、天照大御神の後に注連縄をはり、「こ
こから中へは入ってはいけません」といいました。
天照大御神が岩屋からでてきたので、高天原も葦
原中国も明るくなりました。
長く続いた真っ暗な夜は、こうして終わりました。


         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html