[童話]古事記神話「古事記物語」
八岐大蛇(やまたのおろち) 2
「おまえたちは、何者じゃ」
「わしは、国津神・大山津見の子で、足名椎(あし
なづち)。妻は、手名椎(てなづち)。娘は、櫛名
田比売(くしなだひめ)といいます」
「なぜ泣いているのだ」
「わしには、娘が八人いました。毎年、八岐大蛇
がやってきて、七人の娘を食べてしまいました。
もうすぐ八岐大蛇がやってきます。この娘が、八
岐大蛇に食べられてしまうかと思うと悲しくて・・・」
「八岐大蛇は、どんな姿をしているのだ」
つづく
「古事記」は、どのようにして編集されたのか?
古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。
著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。