竹取物語

[童話]竹取物語


竹取物語 4


その後も、おじいさんが竹をとりに行くと、「ぴかっ、
ぴかっ」と光っている竹の中に、何枚も黄金が入っ
ていました。
おじいさんは、だんだんにお金持ちになりました。


三ヶ月後。
手の平にのるほど小さかった女の子は、普通の大
きさになりました。
おじいさんとおばあさんは、女の子のために、髪を
結う儀式を手配し、きれいな着物を着せました。
そして、女の子を部屋から一歩も出さず、宝物のよ
うに大切に育てました。


       つづく