2020-11-14 竹取物語 童話 [童話]竹取物語 帝、かぐや姫の昇天を確かめる 1 「かぐや姫が、月に帰る」といううわさを聞いた帝は、 竹取りのおじいさんの家へ使者を送りました。 おじいさんは、使者に会い、「娘は、八月十五日に、 月へ帰ってしまいます」といい、泣いています。 おじいさんは、姫のことを心配するあまり、髪が白く なり、腰も曲がり、泣くために目もただれています。 姫と別れるのが辛く、おじいさんはあっという間に老 けてしまったのです。 「かぐや姫が、月をみて、物思いにふけっているとい ううわさは、本当か」 使者が聞きました。 つづく