竹取物語

[童話]竹取物語


くらもちの皇子と蓬莱の玉の枝 16


一方、おじいさんは、あれほど皇子と意気投合した
のに、だまされていたのかと思うときまりが悪く、しょ
んぼりして座っています。
皇子は、立ったり座ったりして落ち着きません。
日が暮れてから、皇子はこっそり家へ帰っていきま
した。
 

かぐや姫は、訴えた金工たちをよんで、たくさんの
褒美を与えました。
金工たちは、「期待したとおりだった」といい喜んで
帰りました。
ところが・・・。
その帰り道、皇子は、金工たちを血が流れるまでた
たいたのです。

 
         つづく