竹取物語

[童話]竹取物語


石上(いしのかみ)の中納言と燕の子安貝 10


かひはかくありけるものをわびはてて

死ぬる命をすくひやはせぬ


中納言は、かぐや姫に返歌を書き終えると、ぐったり
してなくなってしまいました。
かぐや姫は、中納言が亡くなったことを知り、気の毒
に思いました。
そのことから、少しうれしいことを「かいあり」というよう
になりました。


            つづく