2020-11-04 竹取物語 童話 [童話]竹取物語 帝のお召しに応じないかぐや姫 9 「そんなはずはない。私は、どんな手を使っても、 連れていくつもりだ」 輿を邸につけている間に、かぐや姫はすっと姿を 消してしまいました。 「かぐや姫が、あっという間に、消えてしまった。残 念だ。姫がいうように、普通の人ではないのかもし れない。そうであれば、無理やりつれていくわけに もいくまい。かぐや姫、連れて帰るのはあきらめた から、もう一度、姿をみせておくれ」 帝のことばを聞き、かぐや姫は姿をあらわしました。 つづく