2020-11-17 竹取物語 童話 [童話]竹取物語 帝、かぐや姫の昇天を確かめる 4 「蝙蝠一匹でも飛んだら、さっと殺し、みせしめの ため外にさらしてやろうと思っています」 兵士のことばを聞き、おじいさんは頼もしく思いま した。 それを聞いた、かぐや姫が。 「戸をしめて、戦う準備をしていても、月の国の人 たちとは戦うことはできません。弓矢でも、月の人 たちを射ることはできないでしょう。たとえ鍵をかけ てあっても、月の国の人たちがくれば、鍵が自然に 開いてしまいます。戦おうとしても、どの人も戦う気 持はなくなってしまうでしょう」 つづく