2021-05-14 黄金色のまゆ玉 童話 [童話]黄金色のまゆ玉 黄金色のまゆ玉 4 その日の夜。 青年たちは、物陰にかくれて、明神さまがでてくる のをじっと待っていました。 すると・・・。 明神さまがでてきました。 「おお、寒いっ」 明神さまは、空をみあげみぶるいしました。 そして、なにやら小声でつぶやくと、足早に歩き始 めました。 その早いことといったら。 青年たちは、こんなに早く歩く人をみたことがありま せん。 青年たちは、たちまち明神さまをみうしなってしまい ました。 つづく