尾掛松

[童話]尾掛松


    尾掛松 3


「明神さまはどうしたのじゃ」
「会議のことを忘れているのでは」
「病気かな」
「急用ができたのかも」
神様たちは、心配しました。
「一体いつまでわしらを待たせる気だ」
待ちくたびれた気の短い神様が、おこりだしました。


すると・・・。
「わしは、さっきからここにいるぞ」
上の方から、大きな声が聞こえてきました。
「どこにいるのじゃ」
神様たちは、あたりをみまわしました。


          つづく