海彦山彦

[童話]海彦山彦


      海彦山彦 22


山彦は、海彦が攻めてくるたびに、塩満珠を使い
海彦を困らせたのです。
「山彦。これまでのことを許してほしい。わしが
悪かった。これからは、全力でおまえを守ってい
く。おまえの家来にしてほしい」
海彦がいいました。


それ以後、海彦の子孫である隼族は、朝廷の守護
をするようになりました。


            つづく