2021-12-06 海彦山彦 童話 [童話]海彦山彦 海彦山彦 10 「水を一杯いただきたいのですが」 山彦は、侍女にお願いしました。 「どうぞ」 侍女は水をくみ、山彦にさしだしました。 山彦は水を飲まずに、首にかけていた玉飾りをほど くと、口に玉をふくみ瓶にはきいれました。 すると、玉が瓶の底にくっついてしまいました。 侍女は、その玉をとろうとしたがとれません。 しかたがないので、そのまま、豊玉比売に瓶を渡しま した。 「外に誰かいるのですか」 つづく