女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの

 

ゆうすげの花咲く高原で 10


「とうちゃんが、湖のまわりを歩いていると、生まれた
ばかりの白い馬が、足にけがをしてたおれていたん
だって。近くに家が一軒もなかったので、とうちゃん
はその馬を家につれてきたの。


生まれたばかりのかわいい馬だったわ。そんなわけ
で、どこの馬かわからないけれど、白駒はずっとわが
家にいるわ。ねえ、白駒。そうよね」
きよは、白駒の目を見ながらいいました。


「そうだったのか」
「清太さん。そうだったのかって、どういうこと」
「いやー、こんなことを、きよちゃんに話していいの
かな」


                つづく


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