女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの

 

ゆうすげの花咲く高原で 17


すると、
「清太さんは、私の結婚相手は、家柄がよくて、お
金もちなら、それでいいの?」
いつもおだやかなきよが、強い口調でいいました。
こんなきよをみたことがなかったので、清太はびっ
くりしました。
「おれ、なにかきよちゃんの気にさわるようなことを
いったかな」
清太は、心の中でそっとつぶやきました。


「私は、貧乏でもいい。体の丈夫な、心の清い、自
分の考えをしっかり持った人と結婚したい。そりゃ
あ、お金はあったほうがいいけれど、二人で働けば
食べていけると思うの」
「・・・・・」


             つづく


この物語の挿絵を募集しています。

https://www.choeisha.com/megami.html



ヤフーのホームページは、昨年三月末で終了。
そのため下記のページへ移行しました。


https://mihoyouko.web.fc2.com/index.html