古事記神話「古事記物語」

[童話]古事記神話「古事記物語」


伊耶那岐命(いざなぎのみこと)と伊耶那美命(いざなみのみこと) 9


すると・・・。
妻は、御殿の一番奥の部屋で寝ていました。
よく見ると、妻の体には、数えきれないほどのた
くさんのうじが。そのうじが、妻の体中をころころ
と動き回っています。
その上、頭・胸・腹・女隠・左手・右手・左足・右
足には、恐ろしい顔をした八つの雷神が。


そんな妻の姿をみた伊耶那岐命は、「あっ」と大
声をあげ逃げ出しました。
「みないでねとあれほどお願いしたのに・・・。あ
なたは私の恥ずかしい姿をみてしまったのね。
よくも私に恥をかかせてくれたわね。くやしいっ」
伊耶那美命は、くやしがりました。


         つづく



古事記」は、どのようにして編集されたのか?


古事記神話「古事記物語」を書いた数年後、
斎木雲州著「古事記の編集室」を読みました。

http://oomoto.net/sub3-b.html


著者の「斎木雲州」さんについては、この本を。

http://oomoto.net/sub3-c.html