尾掛松

[童話]尾掛松


    尾掛松 1


昔、むかし、ずぅーと昔。
神様たちが、日本の国をおさめていた頃のお話です。


陰暦の十月になると、神様たちは出雲の国に集まり会
議をしました。
神様たちは、思い思いの姿で出雲に集まります。


諏訪の明神さまも、毎年出雲の国へ出かけます。
女神さまたちは、背が高くて美男子、そして力持ちの
明神さまにあこがれていました。
十月は、神様たちが国を離れ留守になるので、「神無
月」とよばれるようになりました。


           つづく