2021-11-28 海彦山彦 童話 [童話]海彦山彦 海彦山彦 2 ある日。 「兄さん。たまには山へ行って、きじや鹿をとって みないかい」 「おれは、狩りはできない。いやだ」 海彦は、ことわりました。 「兄さん。おれ、海へ行って、大きな鯛をつってみ たいんだ」 「馬鹿をいえ。つりをしたことがないおまえに、鯛 などつれるものか」 「やってみなくてはわからないだろ」 山彦がうるさくいうので、二人は道具を取り換える ことにしました。 つづく