2022-02-05 大国主命 童話 [童話]大国主命 沼河比売(ぬなかわひめ) 9 そして、庭ではにわとりが時をつげています。 なんといまいましい鳥たちだろう。 どうか鳥たちのうるさい鳴き声をとめておくれ。 こんな意味の歌でした。 すると、沼河比売が、家の中からこんな歌を返しました。 八千矛神さま。私は、しおれた草のような女です。 私の心は、ふらふら飛ぶ水鳥のようです。 今は、自分のことしか考えていない鳥ですが、いずれは あなたの鳥になりましょう。 だから、鳥を殺さないでください。 つづく