天照大御神と須佐之男命 

[童話]天照大御神須佐之男


    天照大御神須佐之男命 4


最初に、天照大御神が。
弟の十挙の剣を借り、剣を三つに折りました。
そして、剣を清らかな井戸水で洗って清め、がりがり
とかんで、霧をふきかけました。
生まれた子は、多紀理比売命(たぎりひめのみこと)
狭依比売命(さよりひめのみこと)・多岐都比売命
(たきつひめのみこと)。
三柱の女神が生まれました。


次に、須佐之男命がうけいを。
姉の八尺(やさか)の勾玉の髪飾りを借り、井戸でそ
の玉を清め、吐き出した時に生まれた神が、天之忍穂
耳命(あめのおしほみみのみこと)。
右と左のみずらに巻いた玉から生まれた神が、天之菩
卑能命(あめのほひのみこと)と天津日子根命(あま
つひこねのみこと)。


            つづく